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介護職員、4割が施設移った経験

 NPO法人「まごころサービス福島センター」は、県内の介護職員、事業者に対する就労実態のアンケート調査の結果を発表した。大半の職員が職場環境に不満を抱き、4割以上の職員が複数の介護事業所に勤務した経験を持つなど、長期的な就労に結びつかない職場の現状が浮かび上がった。

 アンケートは今年1月に中通り地方の600施設に送付し、148施設の施設責任者と、その職員314人から回答を得た。

 各施設の介護職員の勤務年数は、2年までが37%、3~5年が32%、6~10年が24%、11年以上が8%。同センターは「全国的な傾向に比べ、比較的中堅・ベテラン職員が多く残っている」と分析する。

 一方、現在勤める施設以外でも勤務経験のある職員は43・6%を占めた。退職理由(複数回答可)については、「家庭の事情」の14%に続き、「給料が合わない」「施設の方針と合わない」(各13%)、「労働がきつい」(10%)、「人間関係のねじれ」(9%)、「職場の雰囲気が合わない」(8%)などとなり、職場に対する不満が7割以上にのぼった。

 また、勤務を継続するために求める改善点(複数回答可)では、給料(68%)、人員不足(34%)、休日・休暇(32%)と、労働条件改善を望む声が多く、安定性(41%)、将来性(36%)などの長期就労可能な条件整備も多数を占めた。

 同センターの須田弘子理事長は「制度だけでは人間的なサービスは提供できない。高齢者を支えることを生きがいと感じられるよう、事業者と介護職員が一体となって創意工夫を重ねることが必要」としている。

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